“SHARQ”とはアラビア語で東方を意味します。これは同社がサウディアラビアの東部州に立地していることに加え、サウディアラビアが同社を東方の国・日本との友好協力のシンボルと見なしていることに由来しています。
Eastern Petrochemical Company “SHARQ”は1981年9月5日にサウディ石油化学(株)“SPDC”とSaudi Basic Industries Corporation “SABIC”との合弁会社として設立されました。
1985年からモノエチレングリコール(MEG)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の生産を開始し、以後3回の増設を経て、新たに高密度ポリエチレン(HDPE)の生産も開始した結果、現在の生産能力はモノエチレングリコール年産140万トン、ポリエチレン(LLDPE、HDPE)年産155万トンとなり、いずれも世界最大級の規模を誇っています。
また、第1~3期計画ではPetrokemya社と共同で、第4期計画では実質SHARQ単独でエチレン生産設備を所有し、サウディアラビアの競争力ある原料をベースとした安価なエチレンを安定して確保できる仕組みになっています。SHARQの使命は「優れた従業員と品質管理システムを通じ、プラントを安全且つ効率よく収益性高く運転し、高品質の製品をお客様に十分ご満足頂けるように供給すること」と考えており、その実現のために、当社は技術支援等を通じてSHARQに貢献しております。
当社はSHARQの生産開始当初から、その製品の一定量を引き取り、日本、中国、インド、東南アジア(含 韓国、台湾)を中心にヨーロッパ、オセアニアにまで市場を拡大し、ポリエチレン(当社販売ブランド名“QAMAR”)とエチレングリコールのグローバルサプライヤーとしての地歩を着実に築いております。